今日もニットを着よう。
– KNIToDay –

 

「デザインで無駄をなくしていく。」

これはKNIToDayのデザイナーあさの千幸が大切にしていることです。
そして、あさの千幸が展開する全てのブランドに共通して流れている理念でもあります。

ac. asano chiyuki

 

アパレル業界全体を取り巻く状況

近年ファッション業界でも「サスティナビリティ(持続可能性)」という言葉をよく聞くようになってきました。
ファッション業界は石油産業に次いで環境への負荷が高いとされ、”世界で2番目の環境汚染産業”(国連貿易開発会議)とも言われています。

これらの原因となっているものはファッション業界での「無駄の多さ」、具体的には「型数の多さ」と「製品ライフサイクルの短さ」にあると、当ブランドは考えます。

ライフサイクルの短い多様な製品を過剰に生産することは、環境に大きな負荷をかけます。
大量な生産は過剰在庫と大量廃棄にも繋がります。
また、短期間で多くの型数のデザインを要求されるデザイナーは疲弊をし、商品の魅力も薄くなります。
そして商品力を補うようにまた型数を増やしていくという悪循環を繰り返しています。

 

あさの千幸からの提案

デザイナーあさの千幸は、このような業界のあり方に20代のころから疑問を感じ、自遊自裁株式会社の創業当時から「サスティナブルなファッション」の概念を重要視していました。

長くオートクチュール(オーダーメイド)を行う中でも「無駄を削ぎ落としていくデザイン」としてサスティナビリティを表現してきましたが、お客様からの要望に応えるかたちでプレタポルテ(既製服)ブランド『KNIToDay(ニットトゥディ)』が立ち上がりました。

  • 長く愛用される魅力的な商品の開発
  • 必要最低限の型数
  • 他ブランドとの共存

を骨子としたこのブランドは、業界の課題に対するひとつの解決策になると考えています。

 

オートクチュールで培ったデザインの力で実現

KNIToDayでは、長く愛用される商品づくりのために

  • シンプルで飽きのこないデザイン
  • 着心地の良い上質の素材
  • ノンシーズナルを意識
  • 流行に流されず他ブランドのアイテムにも合わせやすいベーシックなナチュラルカラーをベースに展開

を重視しています。

そしてそれを支えるのは、オートクチュールブランド「asano chiyuki」で培った高いデザインの技術と経験。
「オートクチュールの技術を詰め込んだプレタポルテ(既製服)ブランドを立ち上げて欲しい」というお客様の要望が出発点となっています。

 

ニットでゆるくエレガントに

「ゆるくてエレガント」
これはKNIToDayのコンセプトのひとつでもあります。

ニットという素材は伸縮性に富んでいるので、どのような身体にもフィットしますし、着心地もとても楽。
さらにKNIToDayでは、オケージョンとしても使えるくらいエレガントで上品なニット素材を使っているので、ビジネスでもプライベートでも使うことができます。

また、他ブランドとも合わせやすいデザインにすることで、多くのシーンで着用できるベーシックなアイテムとして長く愛用していただきたいと考えています。

 

KNIToDayの由来

「今日も着たい」
「毎日着たい」

そう思ってもらえるニット服作りを目指して「KNIToDay(ニットトゥディ)」と名付けました。